緊急事態宣言の下、様々な活動自粛要請がなされています。そんな中、歯医者さんでの定期的なお口のクリーニング・メインテナンスを今は休憩されている方も多くいらっしゃると思います。

お家にいるとどうしても食べてしまう。特に甘いものが増えた!そのようなお話も多く伺います。

でもこんな時だからこそ毎日のセルフケア充実のために生活習慣を見つめなおす良い機会かもしれません。

甘いものとむし歯の関係はよく知られています。

しかしながら、むし歯のリスク甘いものをたくさん食べているから=「量」よりも「食べかた」に関係しています。

飲食後、お口の中ではむし歯菌が糖分を利用して歯の成分をとかす酸を産生します(脱灰)。その後、時間をかけて唾液がとけた成分を歯に戻していきます(再石灰化)。とかす力が戻す力を上回る状態が長時間続くと、むし歯になってしまいます。

ひっきりなしに甘いものがお口の中にあると、唾液が歯を修復する時間がとれません。

例えば、糖分の入ったのど飴を絶えず舐めていたり、ドリンクを少しずつ長時間飲んでいると、お口の環境が休まらずにむし歯ができやすくなってしまいます。スポーツドリンクや野菜ジュースなど健康的なイメージの飲み物にもたくさんの砂糖が入っていますので注意しましょう。

甘いものは、3時のおやつや食後のデザートといった区切りをつけてとるとむし歯予防にも効果的であることを知っておくとよいですね。

どうしても口さみしい時はキシリトールなどの代用甘味料をおすすめします。甘くおいしくて+むし歯予防効果があります。矯正治療中などもキシリトール製品を上手に使用することで甘くてほっとする瞬間も大切にしていけるとよいですね🌼