レントゲン診査で明らかになる問題の一つに「過剰歯」の存在があります👀初めてレントゲン診査を行った時や、上の永久歯が萌出してくる時期のレントゲン診査で存在が明らかとなる事がしばしばです。
通常の歯の本数よりも多く形成された歯を過剰歯といい、過剰歯は、上あごの真ん中(上顎正中埋伏過剰歯)の部分で観察されることが多いです🌼
過剰歯の方向で、口の中に生えてくる歯(順生過剰歯)と、顎の骨の中に埋まっていく歯(逆生過剰歯)とに分類されます✒その他に真横を向いた過剰歯(水平埋伏過剰歯)もあります😢
過剰歯が確認された場合、年齢や埋伏歯の状態によって抜歯する時期を検討していくこととなります🌱特に逆生過剰歯の場合、時間と共に複雑化していく事もおおく、歯並びへの悪影響が生じてくる場合は早めの対応が望まれます。
豊中の医療法人 なかすじ矯正・小児歯科クリニックではご本人様の協力性に応じて、過剰歯が見つかったら、定期的なチェックと、適切な時期に検査をお勧めしています💡
具体的には、CT検査によって得られる情報が治療の助けとなります🐤
できる限り矯正治療による治療介入を防止するため、過剰歯を放置した場合に起こる歯並びや周囲の歯への影響も早めに予測しながら対応していくことが大切ですね🍒

下図(過剰歯)に対する治療内容

①過剰歯の抜歯(口腔外科をご紹介)。状態に応じて歯根吸収歯の抜歯。

②費用:保険診療に準じる。

③リスク・副作用

処置に伴う疼痛・出血・術後腫脹・口唇部皮膚の変色(青あざ)・食事時の違和感や咬合痛等が出現する可能性。過剰歯が原因で萌出永久歯の保存が困難となった場合、本格矯正治療と欠損補綴治療を併用した包括治療が必要となる可能性が存在し、費用負担も増加する。